助成金について
起業相談ドットコム 登記/起業コンサルタントのJです。
弊社でもサポートさせていただいてる、助成金。
会社設立時はどうしても資金不足になりがちなので、気になるキーワードかと思います。
まず助成金の大枠についてですが、一言に助成金と言いましても、厚生労働省管轄、経済産業省管轄など細かく分けると100種類以上あります。
その中でも、会社設立時によく使われるメジャーなものが雇用に関する助成金で、「人材を採用すると」というフレーズでよくお問い合わせいただきます。
しかしながら、実際助成金を申請するケースは、お問い合わせいただいたうち数パーセントです。
大きな理由としては、下記の2点です。
1.ほとんどの助成金がハローワーク経由の採用でなければならない。
2.実際助成金を支給されるまでに、短いものでも1年前後かかる。
1.について、会社設立時は既に雇用する人材が決まっていて、そもそも助成金の対象にならないということです。
2.については、会社設立時の設備投資や運転資金として申請を考えられているので、1年後であればそもそも計画を変更しなければというケースもあります。
では、なぜ1年も先になってしまうのかというところですが、ほとんどの助成金が計画⇒認定⇒実行⇒認定⇒支給というサイクルを踏まなければならないからです。
例えば、人材採用のケースで簡単にご説明しますと、
①こんな人材を何名採用し、こんな仕事を任せたいという計画を提出⇒認定
②実際雇用した後、その計画に沿って出来ているかを報告⇒認定
③ここでやっと支給申請できますので、雇用の実績期間だけでも半年ぐらいかかってしまいトータル1年という流れです。
ですので、会社設立時の設備投資、運転資金ということであれば融資をお勧めします。
しかしながら、返済しなくていい資金である助成金は魅力的だと思いますので、上記をふまえた上で申請のお考えの方は、ご遠慮なくご相談ください。