【必見】実際の失敗事例から学ぶ、会社設立を成功させる方法
前回のコラムでは、自分自身で会社設立を行う際の注意点についてお伝えしましたが、今回は実際の失敗事例を紹介し、そこから成功へと導く方法を学んでいただければと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
ケース1 提出先間違いにより、振出しに戻る
会社設立の為にネットで調べながら必要な書類の一つである、会社登記申請書を作成したAさん。
散々苦労して書式を整えたは良いものの、「法務局に提出」というネットの情報を鵜呑みにして、とりあえず自分の住所から近い場所にある法務局に提出したのです。
ですがその結果は…散々待たされた挙句、なんと却下されてしまいました。
理由は、「取締役の住所にある法務局ではなく、本店所在地の管轄法務局に提出しなければならない」というものでした。
当然、書類もイチから作り直しとなり、一刻も早くビジネスを開始したかったAさんにとって、非常に大きな損失となってしまいました。
このケースに挙げられるように、会社設立の為の必要書類はその内容だけでなく、提出先にも細心の注意を払う必要が求められます。
書類自体が提出先の住所を変更すれば良いというだけの単純なものではありませんから、ちょっと直して再提出というわけにもいかず、改めて作り直して再び認可の機会をうかがう事となってしまいました。
ケース2 会社設立が間に合わず、取引が中止
独立開業前から、あるIT企業との提携を約束していたBさんですが、会社設立に必要な手続きに手間取ってしまい、約束の納期までに流通網を形成する事ができず多大な損害を与えてしまいました。
さんは業界経験も豊富であり、もし仮に起業が実現していれば、すぐに安定的な取引関係を築き上げる事ができたはずなのに、書類の不備や定款の記入漏れなどを頻発させてしまい、取引先との約束の期限を逸してしまったのです。
取引先が指定した期限は、書類不備がなければなんら問題なく設立が可能であったものだけに、このトラブルはBさんにとって痛恨事だと語っています。
一見、当初予測した最終期限に余裕があるように見えても、提出する書類の種類や定款の細かなルールは思ったよりも重たいものです。
正直に申し上げて、素人が1人で扱うにはあまりにも荷が重い存在だと言えます。
ケース3 設立日は大安で!…次の大安日まで待つ羽目に
前述の2つの事例と比較すると比較的影響は小さいものの、大安の日に開業をしたかったCさんも、会社設立の書類において非常に悩まされたと述べています。
昔から日本では六曜のうち、開業には大安が最適だと言われています。
Cさんもこの風習に従って大安の日に飲食店の開業を行いたかったのですが、労働基準局から指摘された社会保険関係の書類の不備により、翌日再提出する事となってしまいました。
大安の翌日は赤口という開業には向かない曜日である為に、結局6日間ほど開業を延ばさざるを得なくなってしまったのです。
会社設立の計画には柔軟性が必要
いかがでしたか?どのケースも、当初の計画通りに進まないことによる失敗と言えます。
会社設立などの専門性の高い手続きでは、書類の差し戻しや修正は必ず起こり得るということを、計画の段階から理解しておきましょう。
コラムを読み、「自分には会社設立は無理かもしれない…」と、不安に感じてしまった方がいるかもしれません。
でも大丈夫!次回のコラムにて、会社設立の頼れる専門家をご紹介いたします!
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