会社設立を専門家に依頼することで得られるメリットとは

会社を立ち上げる時に、専門家への依頼を行う事について、どのようなイメージをお持ちですか？
恐らく、多くの方がお金を支払う代わりに素早く行ってくれるという印象を有しているのではないかと思います。
ところが、専門機関に依頼する事で受けることができるメリットは、時間的な恩恵だけでなく、提出書類の綿密さや定款電子化によるコスト面の優位性も有しているのです。
今回は、会社設立手続きを専門家に依頼する事によって得られるメリットについてご紹介します！

メリット１　定款電子化による認証費用を節約

会社設立を行う為には定款の提出が必須ですが、この原紙定款は課税文章に該当する書類ですから、通常の手続きを踏むと収入印紙が4万円分ほど必要になってしまいます。
これから事業を開始しようと言う立場では1円たりともムダにはできませんから、この支出はとても大きなものですよね。
ところが、近年では電磁媒体を利用して書類を提出する、電子定款による申請が認められるようになりました。
この電子定款は課税文章に該当しませんから、電子定款形式で書類を提出するだけで4万円も節税する事ができるのです。
ですが、電子定款はただパソコンで入力すれば良いというものではなく、正しい書式で必要記載事項を満たさなければ成立しません。
従って、ご自身で作成するよりも専門家への依頼を行ったほうがスムーズに実現する事ができるでしょう。

メリット２　登記書類のクロスチェック

日記や日報を記載したご経験がある方ならばご理解いただけると思うのですが、どのような文章も自分ひとりで作る限り、どこかに必ず誤字脱字や文法的に違和感のある部分が発生するものです。
これはプロの文筆業を営む方でも当たり前のように起きる事ですから、自身の力だけでは防ぎようがありません。
ところが、日記や日報ならば修正や加筆するだけで良いのですが、会社の登記届出書や原紙定款の申請においてこういったミスを犯してしまうと、最悪の場合には全文の修正を余儀なくされ、追加費用の支払いなどを求められてしまいます。
これらの問題に対する対策としても、やはり専門家への依頼が最適な判断です。
ただ定款の作成を任せるだけでなく、予め作成した定款の原案を提出する事で、専門家の視点でのクロスチェックも行ってもらえますから、失敗のリスクがありません。

メリット３　設立日数の短縮化

会社を立ち上げるには様々な書類を準備する必要が求められます。
ご自身1人の足で動いていては、書類の準備を行うだけであっという間に数ヶ月が経過してしまうでしょう。
人間に与えられた時間は有限ですから、この数ヶ月の損失はとても大きなものであると言わざるを得ません。
しかし、専門家に依頼する場合は自身が費やす作業期間を大幅に短縮する事が可能です。
複数の専門スタッフが同時にあなたの会社設立の為に動く為に、最短1日で会社設立の手続きを完了する事ができるのです。

メリット４　助成金の相談

事業家ならば誰もが喉から手が出るほど欲しくなる助成金制度ですが、各制度において細かな規定や要件が課せられているものばかりですから、ご自身だけで申請を通すのは非常に大きな労力がかかってしまいます。
また、支給対象となる為の事業のアピール方法も手探りで伝える状況になってしまうでしょう。
ですが、専門家に依頼する事で、これらの問題は全て解決する事が可能です。
適切な書式を整え、ご自身の事業の魅力的なアピール文章を作成してもらう事ができるからです。
もちろん、ご自身が知りえなかった助成金制度の紹介なども行ってもらえるので、思わぬ資金調達を行う事ができるかもしれません。

専門家へ依頼した方がメリットが多い

この様に、会社設立は専門家に依頼した方がメリットが多いのです。
次回のコラムでは、専門家に依頼したことで会社設立を成功させた実際のケースをご紹介します。

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