【実例に学ぶ】成功者に共通する起業メソッド3選
起業家のうち、その多くは3年以内に倒産や破産を経験しています。
しかし、一般的なサラリーマンとは比べ物にならないほどの所得を得ている起業家の数も、決して少なくありません。
彼ら「成功者」に共通する3つのメソッドを見ていきましょう。
好きかどうかは関係無し！大事なのは儲かる事！
多くの株式会社のオフィシャルサイトには大抵の場合、「創業○○年、長くこの商品を愛し続けました」といった感じで、その経営者がいかに自社の商品を愛しているかが記載されています。
ですが、これを鵜呑みにして自分も好きな商品で成功を掴む！という発想は安直に過ぎると言えるでしょう。
その経営者が本当の事を言っているという保証は、どこにもないからです。
実際、ある女性向けコスメ商品で一大ブームを巻き起こしたＡさんはこう言います。
「開業するにあたって何故コスメを選んだか？儲かるからだよ」と。
Ａさんは元々食品や薬品などの成分分析などを行っていた人物です。
コスメなどに熱を上げるタイプではありませんし、そもそもＡさんは男性です。
自分が好きなものではなく、自分がいかに稼げるかを重視した、冷静な決断だったと言えるでしょう。
体の力を絞り出せ！過酷な環境下でも稼ぐことだけを考えるマインド
フランチャイズ経営で大きな成功を掴んだＢさんは、成功するためには働き詰めるしかないと言います。
実際、Ｂさんは開業当初は1日のうち18時間は働き続け、寝る間も惜しんでよりお店をアピールする方法を考案したそうです。
Ｂさんは当時の事を振り返り、「私の場合はフランチャイズという縛りがあったからね。本部の意向を超えた安売りや広告利用はできなかったんだよ。それでも、1日ずっとお店の事を考えてくると見えてくるものがあるし、そういうもののいくつかはドンドン売上アップに繋がって行ったね。たぶん、長時間労働やイヤだとか儲けが少ないとか、そんな部分にばかり目が行ってる人にはわからないんじゃないかな。」と言います。
現在のＢさんは地方に複数の小売店を有している、メガフランチャイジーです。
地域一体を支配していますから、横柄な態度が鼻につく本部も私にだけは強い事を言えなくなったと喜色を浮かべています。
人、モノ、金、すべて道具として見る事が大切
会社を成功に導くためには、古来より人、モノ、金が大切だと言われています。
これらはただ存在するだけでは意味がなく、自分の道具としてどの程度使いこなせるかが大切です。
人材派遣業で年間10億円以上の粗利を弾き出しているＣさんは、そういった意味で冷徹な経営者でした。
「とにかく人に関しては利用するだけしたって感じですね。うちは商品も人で、業務を回すのも人。だから、社内や事業所内の雰囲気には極力気を使いました。僕自身は社長なのに、数字を挙げてくれる人の方が社内では立場が上だったりして、卑屈とまで言われていましたよ。」と笑いながら語ります。
そこまで来ると社長としてのプライドに触れる部分はないですかと質問すると、「大切なのは、人とモノ、金をいかに使いこなすかだと思うんです。お金はあるだけで信用が得られますし、（一般的な会社では）モノは実際に使ってみてお客さんが実感すればいいんです。でも、人だけは複雑で、精神的な影響がモロに出てしまいますからね。だから、プライドとかを気にするよりも、働きやすい環境を作る事が優先されるんです。」と語っていました。
まとめ
会社経営は非常に簡単だが、難しいと言われています。一見して矛盾しているかのようなこのフレーズも、今回ご紹介した3つのモデルケースと照らし合わせると、見えてくる部分があるのではないでしょうか。
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