フレックスタイム制について
こんにちは。起業コンサルタントのTです。
フレックスタイム制とはご存知でしょうか。厚生労働省の調べ(平成27年就労条件総合調査の概況)によると従業員1,000人以上所属する大手企業の11.2%がこのフレックスタイム制を取り入れているとデータが出ています。
今回は会社の働き方であるフレックスタイム制について触れてみます。
・フレックスタイム制とは
フレックスタイム制とは1ヵ月以内の「一定期間(清算期間)」と、同期間における「総労働時間(総枠)」を定めておくことによって、始業及び終業時刻は労働者の決定に委ねるという制度です。
「清算期間」において「総労働時間(総枠)」を超過がなければ、法定労働時間(1日8時間、1週40時間)を超えて労働することができるというものです。
この制度により、従業員は自由に働くことができます。ただ、自由といっても「必ず出勤していなければならない時間帯(コアタイム)」と「いつ出勤しても退勤しても構わない時間帯(フレキシブルタイム)」の2つの時間帯で分けることもできます。※コアタイムを設けず、フレキシブルタイムのみも可能です。
昨今、導入を考える企業が多い理由としては、労働者の価値観やライフスタイルなどが多様化していることから、これに対応できる効率的な労働環境を構築していくことが大切になってことが挙げられます。
・フレックスタイム制のメリット、デメリット
企業によって、メリットとデメリットは異なってきますが代表的な例は下記な様なものがあります。
メリット
- 勤務時間をずらし通勤ラッシュを避けられることや遠方から出社している従業員のストレス軽減
- 効率的に時間配分を行うことが出来る為、残業の軽減につながる。
※残業代は支払う義務があることもあります。
- ワークライフバランスが確保できる。
デメリット
- 取引会社や他部門との連携を行う際に、時間調整が難しくなる。その為、導入業種に偏りがあるのも事実です。多い業種は研究開発業務、デザイナー、設計業務などが挙げられます。
- 従業員の自己管理能力が必要になる。時間管理を行えない従業員は時間に対してルーズになってしまう。
このようにメリットもありますが、デメリットも存在します。デメリットに目が付き、フレックスタイム制を導入しても廃止する企業もある様なので導入する側は判断が必要です。
それでもメリットも大きいので導入を考えてみても良いかもしれません。
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