起業時に絶対必要な「印鑑」のすべて
独立して起業する場合、まず何から手を付けたら良いのか分からないことも多いでしょう。
起業相談を行うと、必要な書類や手続きなどの仕方を教えてもらうことが出来ます。
今回は、起業するために絶対に必要となる「印鑑」についてのお話です。
起業手続きには印鑑が必要！
独立して起業をする場合、一般的に必要になるのは、まず新会社の実印となる印鑑です。
この実印は会社設立に必ず必要になる印鑑で、代表者印や会社実印、法人実印や丸印などとも呼ばれています。
実印は法務局で会社設立の手続きをするときに、登録手続をする必要があります。
この実印は、法人記録を変更することも出来るほどきわめて大事な印鑑であり、この実印が押されている書類は、会社の合意や意志の決定によって印鑑を押されたものと見られます。
大切な印鑑となるため、紛失などがないように大切に保管する義務があります。
新会社の実印となる印鑑を作る場合は、会社名がハッキリ決まった段階で作ることがベストだといわれています。
また、印鑑を作る場合は同時に銀行員や角印やゴム印を作るのも良いでしょう。
印鑑は起業している間にわたって使うものなので、長いこと使えるような素材や大きさ、デザインなどが納得がいくものを作ることをオススメします。
どういったものを作ったら良いのか分からない場合は、起業して成功している人などに起業相談をして、意見を聞くのも良いでしょう。
銀行印も忘れずに用意しましょう！
2つ目に必要になってくる印鑑は銀行印で、取引口座を開設する際に銀行や金融機関に届ける印鑑のことです。
この銀行印は銀行届出印と呼ばれていたり、金融機関届出印などとも呼ばれています。
銀行印と通帳さえあれば金融機関で預金の引き出しが可能で、そのため必要に応じては経理担当者に預けることもあります。
銀行印で金銭的な不正を防ぐためには、一定額以上の送金や出金手続には役員などの了承が必要というように、厳しく決めごとを作っておくのも大切です。
また、会社の実印を銀行印として届け出ることも出来ますが、一般的には会社の実印となる印鑑とは別に銀行印を作っておく方が良いでしょう。
会社の実印は効力が高い印鑑のため、銀行印と同じものにしてしまうと紛失や盗難などがあった際に悪用されたりすることも考えられ、やはり別で作っておいた方が良くなります。
起業相談を行ったとしても相手方は同じ意見を述べると思われ、起業相談の場でも別にした方が良いと勧められるでしょう。
角印も必要です！
角印とは、起業してからどんな時に使われる印鑑なのでしょうか?
角印は、ビジネスで日常的に多く使われる印鑑であり、社印などとも呼ばれています。
見積書や請求書、領収書などの書類に押印が必要な場合に角印の印鑑を使います。
角印に決まった形式はないのですが、一般的には正方形の四角い形状をしている印鑑のことを表しています。
会社の認印が必要だといわれた場合は、この角印の印鑑を表していることが多いのです。
独立して起業をする場合は、これらの3種類の印鑑が必要になり、使う用途にも違いがあることを覚えておきましょう。
まとめ
これらの3種類の印鑑を用意することが出来れば、起業するには十分であるといえるでしょう。
その後、起業して仕事を行っていく上で必要になってくる印鑑も出てくる恐れがあります。
必要に応じてゴム印や役職員用の印鑑などを用意するのも、仕事を効率的に行う分では良いことかもしれません。
これらの印鑑は、会社を設立する前の段階でも作ることが出来ますので、満足のいく印鑑を時間をかけて作るのも良いのではないでしょうか。
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